概要
商号 | 株式会社長門屋商店 |
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英文商号 | Nagatoya-shouten co.,ltd. |
創業 | 1947年 (設立 1953年12月23日) |
資本金 | 1,000万円 |
事業内容 | 紙製品の製造卸売業・文具小売業・不動産賃貸業 |
代表者 | 代表取締役 横溝純一 |
従業員数 | 22名 (2023年6月現在) |
取引銀行 | りそな銀行 三菱東京UFJ銀行 |
主な取引先 | 文房具/事務用品の卸売事業者、通信販売事業者 文房具小売店、各種量販店 ほか |
関連会社 | 長門不動産株式会社 |
所在地・連絡先
本社
〒106-0045
東京都港区麻布十番1-5-25
第三長門ビル1階(奥)
TEL 03-3401-8203(代) FAX 03-3401-9745
木場オフィス (営業拠点)
〒135-0016
東京都江東区東陽1-3-17
TEL 03-5690-7131(代) FAX 03-5690-8010
東陽センター (物流拠点)
〒135-0016
東京都江東区東陽1-3-3
小売事業部 (文房具のながとや)
〒106-0045
東京都港区麻布十番1-5-25
第三長門ビル1階(手前)
TEL/FAX 03-3403-5619
組織図
沿革
1930年代 | 初代・音三郎と兄・益次郎が祝儀用品の卸売業を始める。 |
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1940年代 | 戦況悪化により休業 |
1947年 | 音三郎が営業再開 |
1953年12月 | 資本金150万円にて「株式会社長門屋商店」を設立 |
1967年 | 関連会社「長門不動産株式会社」を設立 |
1975年 | 資本金375万円に増資 |
1993年 | 資本金1000万円に増資 |
2003年7月 | 国際文具・紙製品展<ISOT>に出展 |
2004年6月 | 「東陽営業・物流センター」を江東区東陽に新設 製造卸売業を移転 |
2007年7月 | 「東陽営業・物流センター」が環境マネジメントシステム 「エコアクション21」を認証取得 (2012年7月より全社取得) |
2017年12月 | 創業70周年を迎える |
2018年7月 | 国際文具・紙製品展<ISOT>に出展 |
2023年5月 | 「木場オフィス」を江東区東陽に新設 東陽営業・物流センターより事務所を移転 |
長門屋商店の歴史
礎
私ども長門屋商店の原点は太平洋戦争前の1930年代にあります。
私の祖父・音三郎は幼き頃、兄の益次郎と共に麻布の清水長七商店という水引店に奉公し、毎日大八車に品物を積み込んで街道沿いの商店(お茶屋・乾物屋・水菓子屋・海苔店など進物品を扱う商店)を相手に水引や奉書紙などを売り歩いておりました。 当時は現在のような印刷されたのし袋やのし紙はなく、贈答品には直接和紙を掛けてその上から水引を結ぶのが習わしでした。 また祖母・貞子の話によると、その頃では女学校で水引を結ぶ授業があったほど一般的な習慣だったと聞いております。その為多くの商店では水引や和紙を常備して贈答用に使用していたそうです。 数年後の音三郎19歳の年、兄弟はお世話になった清水長七商店から独立して商売を始めることになります。兄・益次郎が当時不沈の旗艦と呼ばれていた「戦艦長門」に兵役で乗艦していたことから、屋号を「長門屋」としました。これが社名の由来です。
開業後まもなくは、音三郎が兵役で2年間東京を離れることとなり、商売はなかなか順調には行かず苦労したようです。やっと軌道に乗った頃には太平洋戦争が始まり、兄弟ともにお国のため戦地へと赴きます。兄・益次郎は硫黄島近海で戦死しますが、弟・音三郎は終戦後の昭和21年5月に無事帰還します。
敗戦直後の厳しい経済情勢の中準備を進め、昭和22年12月に屋号を「長門屋商店」と改め、妻子とともに商売を再スタート致しました。これが当社の創業となります。
音三郎の長男・靖雄(私の父)や次男・國男の話では、当時は畳の目や縁のそこら中に水引の切れ端が挟まっていたり、家中には紅染めの紙が広がっていて、ふとんを敷く余地もなかったそうです。自分たちも学校が終わると自転車やリヤカーで配達をし、背負子に商品や材料を詰めては電車で得意先や内職先に向かい、一家全員で操業していたようです。
歩
昨今のCO2の排出や森林伐採などにより、温暖化が地球規模の大問題となっています。「紙」を生みだす森、その森がこの地球環境を守っています。 母であり守り神でもある「森」、私たちは森林保護活動に真剣に取り組んでおります。 長門屋商店として財団法人オイスカが活動する「子供の森」計画を寄付支援し、また社外活動として社員一同、植林活動にも積極的に参加しております。私たちのような小さな企業でも、小さな積み重ねが大きな力となります。私たちは環境経営企業としてさらなる発展を目指してまいります。そして仕事を通じ「紙」の価値や伝統を後世に伝えていきたいと考えております。
紙から始めるコミュニケーション
代表取締役 横溝純一